日本統治時代の慶北線時刻表
Old Timetable for Geongbuk-Line

韓国鉄道公社路線の中でも、慶北線は 非常に地味な路線である。

戦前期に朝鮮鉄道会社慶北線として、金泉〜店村〜醴泉〜慶北安東間が開通したが、1944年には店村〜醴泉〜慶北安東間が休止(廃止)になっている。戦後、店村〜醴泉〜榮州間が開業したものの、沿線は産業も乏しく(また並行道路の発達もあって)、2001年時点ですでに駅の過半数が廃駅になっているほどの状況であった。2003年まで DL3000号台による貨物列車が運転されてはいたが、現在では、沿線セメント工場へのセメントクリンカ輸送と、醴泉空港への燃料輸送が主な役割となっており、閉塞区間は 30km近くにも及んでいる。

この路線における、戦前の運転状況はどのようなものであったか、2003年に鉄道博物館(移転前の秋葉原)で 日本交通公社時刻表を閲覧したので、その概要を書き記していきたい。

 

1. 1935年4月時刻表(1934年11月1日改正/朝鮮鉄道会社慶北線)
(注) 100台は気動車列車

1 101 3 103 5   列車番号 100 2 4 102 6
0600 0935 1155 1440 1735 km 金 泉 0836 1139 1505 1707 2022
0715 1035 1312 1540 1846 36.0 尚 州 0741 1036 1400 1611 1918
0805 1113 1410 1621 1932 59.8 店 村 0704 0944 1304 1534 1830
0853 1200 1458 1700 2019 85.0 醴 泉 0625 0857 1210 1454 1743
0947 1254 1558 1754 2119 118.1 慶北安東 0530 0750 1100 1400 1635

 

2. 1944年10月時刻表(1944年4月1日改正/朝鮮交通局慶北線)

1741 741 1745   列車番号 1744 1746 740
0600 1445 1750 km 金 泉 1212 1615 1915
0721 1559 1914 36.0 尚 州 1047 1455 1802
0922 1741 2110 85.0 醴 泉 0752 1305 1631
1046 1846 2225 118.1 慶北安東 0600 1140 1520

(注)
*1 引用元は、日本交通公社時刻表(1935年4月、1944年10月)。

*2 駅名は省略表示されている。全駅一覧は以下のとおり。
  金泉・牙川・玉山・青里・尚州・白元・柳亭・咸昌・店村・
  龍宮・開浦・柳川・醴泉・高坪・虎鳴・慶北豊山・鳴洞・慶北安東

*3 1944年10月時刻表は、慶北線店村〜慶北安東間廃止直前ダイヤ。
  同月末付で運輸営業は廃止されているが、「当分の間便乗・便載の取扱をしていた」という情報があり、正確な廃止時期は今もって不明。なお、本情報は 「無等鉄道」の運営者である光潭夢氏より教示を頂いた。

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